子育てで絶対やってはいけないこと3つ
子育ては、迷いながらも自分の思うようにやっていくものです。
とは言っても、何を言おうとも親の背中を見て育つので、特に小手先の技は必要ありません。
ただ、「子育てでやってはいけないこと」が主に3つあるのでご紹介します。
子育てでやってはいけないこと①他人の前で謙遜する
誰かと話している時、自分の子が近くで話を聞いているとします。
そのとき、普段の会話の中で、自分の子を謙遜したりしていませんか?
「うちの子は全然ダメで…」
「うちの子と違って、○○ちゃんはすごいね」
など。
これを傍で聞いている子は、とてもショックです。
その場では、ショックそうな顔をしていないかもしれません。
しかし、あとになって心に受けたパンチの痛みがじわじわと襲ってくるものです。
それは本人も気が付かないくらいじわじわとゆっくりやってきます。
やっかいなことに、痛みが思い出される出来事が起きると、痛みがなくなるどころか、時間が経っているのに強調されてきてしまう場合さえあります。
何年経っても、このパンチは有効となってしまうのです。
「謙遜」は、一見良いことのように見えます。
しかし実は、大事な場面で自分の力を発揮できないくらい、自己肯定感を下げてしまう原因になる行為なのです。
この痛みを治すには、苦しんできた期間の倍の時間がかかると言われています。
1度くらいのパンチなら、忘れていくかもしれません。
しかし、もし日常的に謙遜をしてしまっている場合は、注意が必要です。
謙遜されている子は、自己卑下されていることと同じです。
つまり悪口を言われているのと同じなのです。
子育てでやってはいけないことを知らずにやってしまっていないか、振り返ってみる必要があります。
子育てでやってはいけないこと②否定すること
大人でも、「ダメだ」と言われて嬉しい人はいません。
分かってはいるのだけど、子育て中には否定したくなるような場面はたくさんあります。
部屋を片付けていないとき。
ゲームばかりやっているとき。
忘れ物があったとき。
宿題をしていないとき。
挙げたらキリがありません。
こんな場面でも、必死になにか褒めてあげられることはないか、感謝できることはないか、思い出してみましょう。
人は誉め言葉や感謝の言葉はすっと心に入ってきます。
そのあとで、どうしても伝えたいことを言うのが効果的です。
「いつもお手伝いありがとう。ここ、片付けてくれる?」
このような感じだと、聞きやすいと思います。
子育てでやってはいけないことのひとつは、「否定」することです。
しかし否定的なことを伝えたい場合でも、心を通わせながらコミュニケーションをとることができると思います。
子育てでやってはいけないこと③後回しにする
子どもはいつでも自分に注目してほしくて仕方ありません。
シャイな子ですら、本当はそっと見ていてほしいし、聞いてほしいのです。
見てもらうということは、存在していることを認めてもらうことになるからです。
子育てでやってはいけないことの3つ目は、後回しにしてしまうことです。
確かにどうしても手が離せないときはあります。
そんなときは、目を見て「今忙しいけど、あとで必ず聞くね」と伝えるなど、誠意をもった対応をすることが必要です。
自分の子だから、と軽視するのは実はとても失礼です。
なぜなら子どもは親の付属品でもなく、所有物でもない、ひとりの人格をもった人間だからです。
後回しにされると、尊重されていない、存在を認めてもらっていないと感じてしまう子もいます。
繊細さんはとくにそうです。
本当のことを言うと私自身、繊細な人で、親には後回しにされてきたと感じています。
もしかすると、自己肯定感が低いのは自分が繊細であることと、親がガサツだったことが重なってしまったためだったかもしれません。
まとめ:「子育てでやってはいけないこと」を避けよう!
- 人前で謙遜しない
- 否定しない
- 後回しにしない
私は「子育てでやってはいけないこと」を避けてきたからこそ、自分から勉強をはじめる子を育ててこられたのだと自負しています。
もちろん完璧ではありませんが、「子育てでやってはいけないこと」をやらなかったことで、自己肯定感を育むことはできたのではないかと思っています。
以上の3点を、もしよかったらご参考にしてみてくださいね。