無農薬のお米
先日こども食堂からもらってきたお米のおいしかったこと。
濃い甘みがあって、弾力がありました。
深い素材の味が体に染み込んでいくようでした。
もともとお米って、こんなにおいしいんだなぁ。
では、いつものお米と、何がちがうのでしょうか?
本来の味
虫がつかないように農薬を使って、機械で刈り取るのが現代の農業の当たり前です。
一方、いただいたお米は無農薬でした。
虫や鳥対策には、農薬以外の方法を使ったのだと思います。
きっと手間がかかったことでしょう。
田んぼには、光るものを吊るして鳥が近づかないようにしたかもしれません。
雑草などは、手で抜いたかもしれません。
私は小さな畑を借りて野菜を育てた経験があるので、少しだけわかります。
外での作業の大変さを思うと、本当に頭が下がります。
薬漬け
では、私たち人間はどうでしょうか。
少し飼い慣らされすぎてはいないでしょうか。
本当の人間のちからが発揮できていなかった部分もあるように思います。
昔の人は、もっと満天の星空や澄んだ空気などのが身近にあったと思います。
その中で暮らすから、きっともっと宇宙にも近く、真理にも近く生きていたのではないかと思います。
私たちは添加物を食べ続け、薬をのみ、電気を使って環境破壊をしている。
そんな環境で育ったので、本来の自分から切り離されてしまっているのです。
子どもを見習う
昔の暮らしに戻ることは無理かもしれません。
しかし、色々なことを取り戻すことを心掛けることはできます。
こどもたちは、ひとつひとつを楽しむ天才です。
手間をかけることを惜しみません。
さらに、何もないところから遊びをうむこともできます。
インスタントに事が済んでしまう時代。
こどもたちを見習って、新鮮な目で物事を楽しんでいきたいものです。
まず、あるがままをみる。
無から有を生む。
あとはひとつひとつを楽しむ。
あるなら、あるなりに。
ないなら、ないなりに。
本当のちからを発揮できるのは、「無い」ときなのかもしれません。
私たち自身が無農薬米ように強く深い味になるのは、環境が人工的で便利すぎないときなのかもしれません。