子供にしてあげるべき一番大切なこと

人は誰でも、子ども時代を経て大人になります。

大人になってから何かやりたいことがあったとしても、無事に大きくならないことにはできません。

誰でも必ず通る子ども時代。

子ども時代に、人は、何を経験したいのでしょうか。

あなたの子どもが側にいるワケ

子どもは、お母さんに身の回りの世話をしてほしいがためにいるわけではありません。

お父さんに仕事にいってほしくて存在しているわけでもありません。

1日に5秒で良いから、ここにいる自分を抱きしめてほしくて、側にいるのです。

ご飯は手が込んでなくてもいい。

少しくらい部屋が散らかっていてもいい。

料理ができてからでもいいから、ただ振り返って、こっちを見てほしい。

私は、僕は、ここにいる。

こっちを見れないくらい忙しいのは、 自分がここにいるせい?

自分がいなければ忙しくない?

純粋で優しい子ほど、そう思ってしまいます。

そしてその思いが消えないまま、大人にならなくてはいけません。

こんな自分は生きていちゃ迷惑だ。

なんでこんなにも生きにくいのだろう。

そんな自己否定感と存在不安を抱えながら。

1日、5秒。

確かに日常生活というものは忙しいものです。

仕事から帰ったら疲れています。

さらに家事には終わりがありません。

やることはたくさんあるし、ゆっくりする時間も必要です。

そんな中、忙しい手を5秒だけ止めて、向き合ってほしい。

できることなら抱きしめてほしいのです。

抱きしめられてもらった時間が積もっていくと、自分の存在に対する自信をもつことができるようになります。

5秒が積もると、一生使っていく電池の充電が満タンになります。

子ども時代に満タンを経験している人は強いです。

自分を信じることができるからです。

さらに大人になったときに充電が減っても、また自分で充電していくことが容易です。

感覚がわかっているからやりやすいのです。

では充電されないまま大人になってしまった場合は、どうしたら良いのでしょうか。

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自己肯定感を育てていく

大人になってからでも、時間はかかりますが自己肯定感を育てていくことができます。

子供時代に満たされなかった分、自分を甘えさせてあげるのです。

自分の要求を全部叶えてあげることは難しいとしても、思いを全部聞いてあげることはできます

そうか、こうしたいんだね。

あれがやりたいんだね。

これが食べたいんだね。

聞いてあげて、できるものは迷わずやってあげます

食べたいものを食べる。

好きな服を着る。

通りたい道を通る。

気分に合わせて過ごし方を調整してあげる。

根気よく続けていくと、ここにいることに対しての自信がついてきます。

そこでようやく、自分らしい方へと人生が動き出すのです。

愛の充電

愛されてきたとわかると、子どもは安心して外の世界に出ていくことができます。

こんなに愛されてきたのだから、なにがあっても大丈夫、との自信があるからです。

1日のうち、たったの5秒でいい。

お子さんに大好きで大切だと、ハグで伝えてあげませんか?

その5秒が、人生を成功に導く土台となるのです。